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ピアノ独学が続かない人へ|最初に変えるべき練習順番

オンラインピアノ講師のこぱんです。

「ピアノを独学で始めてみたけれど、続かなかった」
「最初はやる気があったのに、楽譜を開いた瞬間に手が止まる」
「教本を買ったのに、数ページで止まってしまった」

こんな経験はありませんか?

ピアノ独学が続かないと、「私は意志が弱いのかな」「やっぱり大人からでは遅いのかな」と落ち込んでしまう方が多いです。

でも、最初にお伝えしたいのは、ピアノ独学が続かない原因は、才能や根性だけではないということです。

特に大人初心者さんの場合、最初の練習順番が合っていないことで、ピアノの楽しさにたどり着く前に疲れてしまうことがあります。

この記事では、ピアノ独学が続かない人に多い原因と、最初に変えてほしい練習順番をお伝えします。

目次

ピアノ独学が続かないのは、意志が弱いからではありません

独学でピアノを始める方は、実はとても真面目な方が多いです。

「基礎からちゃんとやらないと」
「楽譜を読めるようにならないと」
「教本を1ページ目から順番に進めないと」

そう思って、一生懸命に始めます。

もちろん、基礎は大切です。楽譜も読めるに越したことはありません。

でも、趣味でピアノを始める大人初心者さんが、最初からすべてを完璧にやろうとすると、かなり負担が大きくなります。ぶっちゃけしんどくなっていないですか?

弾ける未来見えていますか?

ピアノは本来、音を出すだけでも楽しい楽器です。

それなのに、最初から「読めない」「動かない」「間違えた」ばかりを感じてしまうと、ピアノが楽しみではなく、苦しい宿題のようになってしまいます。

だから、まず見直してほしいのは練習量ではありません。

最初に変えるべきなのは、練習の順番です。

独学で止まりやすい人に共通する3つの原因

ピアノ独学で止まりやすい方には、いくつか共通点があります。

ここでは、特に多い3つを紹介します。

1. 最初から楽譜を全部読もうとしている

ピアノの楽譜には、たくさんの情報が書かれています。

右手の音、左手の音、リズム、指番号、強弱、音符の長さ、休符。

初心者さんがこれを一度に見ようとすると、頭の中がいっぱいになります。

しかもピアノは、右手と左手で違う音を弾く楽器です。

「右手だけなら何とかなるけど、左手が入った瞬間に分からなくなる」という方は、本当に多いです。

これは努力不足ではありません。

最初から見る情報量が多すぎるだけです。

楽譜を読む練習は大切ですが、最初から全部を読もうとしなくても大丈夫です。

2. 教本を1ページ目から完璧に進めようとしている

「ピアノ初心者は、まず教本から」

そう思って、バイエルや初心者向け教本を買った方も多いと思います。

教本には良さがあります。基礎を順番に学べるので、合う方にはとても良い教材です。

ただ、大人初心者さんの場合、教本だけを進めていると「自分が何の曲を弾けるようになっているのか」が見えにくくなることがあります。

1ページずつ進めているのに、好きな曲に近づいている感覚がない。

そうなると、だんだん練習の目的が分からなくなってしまいます。

以前の記事でも、ピアノ初心者はバイエルから始めなくてもいい理由をお話ししました。

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教本が悪いわけではありません。

ただ、最初の入り口は「教本を進めること」ではなく、「音楽を楽しめた」と感じることでもいいんです。

3. 弾きたい曲にたどり着く前に疲れてしまう

大人になってピアノを始める方には、心の中に弾いてみたい曲があることが多いです。

童謡、J-POP、ジブリ、保育園で使う曲、家族に聴かせたい曲。

本当は、そういう曲を弾きたくてピアノを始めたはずです。

でも、最初から読譜や教本だけに向き合っていると、その曲にたどり着く前に疲れてしまうことがあります。

「この練習をずっと続けたら、いつ好きな曲が弾けるんだろう」

そう感じた瞬間に、独学は止まりやすくなります。

だからこそ、大人初心者さんには、早い段階で「知っている曲を少し弾けた」という体験を作ってほしいんです。

最初に変えるべきは「練習量」ではなく「順番」です

ピアノが続かないと、「もっと練習時間を増やさなきゃ」と考えがちです。

でも、続かない状態でいきなり1日1時間を目標にすると、さらに苦しくなります。

大切なのは、長く練習することよりも、短い時間で小さな成功体験を作ることです。

たとえば1日10分でも、

  • 鍵盤の場所が分かった
  • Cコードを押さえられた
  • 右手だけでメロディが弾けた
  • 左手を1音だけ入れられた

こういう「できた」があると、次の日も少し触ってみようと思えます。

ピアノ独学を続けるには、根性よりも、続けやすい順番を作ることが大切です。

大人初心者さんにおすすめの練習順番

では、何から始めればいいのでしょうか。

私がおすすめしているのは、次の順番です。

1. 鍵盤のドを見つける

まずは、鍵盤の「ド」の場所を見つけましょう。

楽譜を読む前に、鍵盤の中で音がどこにあるのかを知ることが大切です。

ピアノは黒鍵が「2つのまとまり」「3つのまとまり」で並んでいます。

ドは、黒鍵2つのまとまりの左側にあります。

ここが分かるだけでも、鍵盤が少し地図のように見えてきます。

2. C・F・G7の形を覚える

次におすすめなのが、C・F・G7の3つのコードです。

Cは「ド・ミ・ソ」。

Fは「ファ・ラ・ド」。

G7は「ソ・シ・ファ」。

この3つは、童謡や初心者向けの曲によく出てきます。

最初からたくさんのコードを覚えなくて大丈夫です。

まずはこの3つだけで十分です。

3. 知っている童謡を1曲だけ弾く

コードの形を少し覚えたら、知っている曲に使ってみましょう。

おすすめは、きらきらぼし、チューリップ、ふるさとなどです。

知っている曲は、メロディを耳で確認しやすいので、初心者さんに向いています。

「あ、今の音ちょっと違ったかも」

「ここで終わった感じがする」

そうやって、自分の耳で気づけるようになります。

4. 右手メロディ+左手コードにする

最初から両手で難しい伴奏を弾く必要はありません。

右手でメロディを弾き、左手はコードをポンと鳴らすだけでも大丈夫です。

左手が難しければ、コードの3つの音を全部押さえなくてもいいです。

Cならドだけ。

Fならファだけ。

G7ならソだけ。

まずは1音で支えるだけでも、曲らしく聞こえます。

5. 少しずつコードを増やす

1曲弾けるようになったら、次の曲で新しいコードを1つ増やしてみましょう。

コードは、一覧表を上から暗記するものではありません。

弾きたい曲に出てきたものから、少しずつ覚えれば大丈夫です。

使う場面と一緒に覚えると、コードはただの記号ではなく、音楽の流れとして身についていきます。

1日10分でも続く人がやっていること

ピアノを続ける人は、毎日長時間練習している人ばかりではありません。

むしろ、大人は仕事や家事、子育て、体調の波もあります。

だから、毎日1時間を目標にしなくても大丈夫です。

続けやすい人は、練習を小さくしています。

今日はCコードだけ。

今日は右手だけ。

今日は最後まで1回だけ通す。

それくらいでいいんです。

そして、練習の最後に「今日できたこと」を1つ見つけてください。

昨日より少しスムーズに押さえられた。

コードの響きが分かった。

最後まで止まらずに弾けた。

小さな「できた」を積み重ねることが、独学を続ける力になります。

まとめ:独学は、正しい順番なら続けやすくなります

ピアノ独学が続かないのは、意志が弱いからとは限りません。

最初から楽譜を全部読もうとしたり、教本を完璧に進めようとしたり、好きな曲にたどり着く前に疲れてしまったり。

順番が合っていないことで、ピアノが苦しくなっている場合があります。

大人初心者さんは、まず鍵盤のドを見つけること。

次にC・F・G7の形を覚えること。

そして、知っている曲を右手メロディ+左手コードで弾いてみること。

この順番で進めると、ピアノはぐっと始めやすくなります。

「独学だから無理」と決めつけなくて大丈夫です。

あなたに合う順番で、ピアノを楽しんでいきましょう。

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この記事を書いているのは

こぱん(オンラインピアノ講師)

元ヤマハシステム講師として10年・現在もオンライン講師として活動中/ピアノ指導歴17年・累計500名以上を指導。
YouTube1万人超、Instagram2万人超、TikTok約2.1万人。
「楽譜が読めなくても、音楽は楽しめる」という想いで、大人初心者さんや保育士さんに向けて、ピアノを楽しく続けるための発信をしています。

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